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無慈悲 †
無慈悲とは"慈悲"がないことである。つまり容赦がないことである。
ネットで無慈悲といえば(特にここ最近は)北朝鮮の「無慈悲シリーズ」を指す。
- 無慈悲シリーズ →(ここで解説します同志)
- 秋月は無慈悲な小田原の得点王
- 秋月は無慈悲なアジアの得点王
- 秋月は無慈悲な世界の得点王
- 慈愛の女神像(無慈悲)
- 断固として無慈悲な前進を続ける達急動
- 月は無慈悲な夜の女王
- 無慈悲兄貴
- 次なんてない(無慈悲)
無慈悲シリーズ †

無慈悲シリーズとは、北朝鮮の偉大な行動や精神をまとめた、一連の言動に関する総称である。
「無慈悲」は、北朝鮮側のハングルによる言動を日本で訳したことによる訳語だが、言葉にたびたび「無慈悲」という単語が出てくることから、いかなる威圧にも一歩も引かない北朝鮮の高い精神性を示すものであるとして世界から賞賛されネットで話題になっている。
無慈悲な使用例 †
- 無慈悲な鉄槌
- 無慈悲な懲罰
- 無慈悲に撃滅
- 無慈悲に粉砕
- 無慈悲な報復
- 無慈悲な報復打撃
- 無慈悲な対応措置
- 無慈悲な軍事的措置
- 無慈悲な軍事的打撃
- 全般的な戦線で無慈悲に対応
- 容赦ない攻撃
- 容赦なく撃墜
- 容赦なく処罰
- 容赦ない軍事的措置
- 全般的前線での容赦ない粉砕
- 際限の無い報復打撃
- より恐ろしい懲罰
- 全戦線での全面的軍事打撃行動
- 再侵略戦争の砲声
- この世の誰も体験したことのない最も厳しい懲罰
- 本当の戦争を見せる
- 絶対に無事ではなくなる
- 無慈悲な物理的な力を行使
- 無慈悲な軍事的対応打撃
- 無慈悲な軍事攻撃
- 無慈悲な電撃作戦
- 本当の戦争を味わうことになる
- 休戦協定を白紙とする
- 鋼鉄の砲身と戦略ロケット(ミサイル)が発射の瞬間を待っている
- 撃滅の炎の雨を免れないだろう
とまあ、あまりに乱用されすぎたため修飾語のインフレを起こしてしまい、日本のネットユーザーからは「はいはい無慈悲無慈悲」と飽きられてしまった。狼少年状態である。
これら挑発文句は毎年販売される新作ワイン「ボージョレ・ヌーボー」の装飾過多なキャッチコピーとの共通点を見出され、コピペが作成された。
ボージョレ・ヌーボー †
- 1995年「ここ数年で一番出来が良い」
- 1996年「10年に1度の逸品」
- 1997年「1976年以来の品質」
- 1998年「10年に1度の当たり年」
- 1999年「品質は昨年より良い」
- 2000年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
- 2001年「ここ10年で最高」
- 2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
- 2003年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
- 2004年「香りが強く中々の出来栄え」
- 2005年「ここ数年で最高」
- 2006年「昨年同様良い出来栄え」
- 2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
- 2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
- 2009年「50年に1度の出来栄え」
- 2010年「今年は天候が良かった為、昨年並みの仕上がり。爽やかでバランスが良い」
無慈悲シリーズ †
- 1995年「ここ数年で一番無慈悲な攻撃」
- 1996年「10年に1度の無慈悲」
- 1997年「1976年以来の無慈悲」
- 1998年「10年に1度の無慈悲な攻撃」
- 1999年「品質は昨年より無慈悲」
- 2000年「出来は上々で申し分の無い無慈悲」
- 2001年「ここ10年で最高の無慈悲」
- 2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る無慈悲」
- 2003年「100年に1度の無慈悲」「近年にない良い無慈悲」
- 2004年「香りが強く中々の無慈悲な攻撃」
- 2005年「ここ数年で最高の無慈悲」
- 2006年「昨年同様良い無慈悲な攻撃」
- 2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な無慈悲」
- 2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した無慈悲」
- 2009年「50年に1度の無慈悲な攻撃」
- 2010年「2009年と同等の無慈悲」
- 2011年「50年に一度の当たり年ともいわれるほど無慈悲な仕上がり」
- 2012年「無慈悲史上最悪の不作」
- 2013年「誤判を許されない先制的無慈悲」
- 2014年「腐敗行為を許さない無慈悲な粛正」
また、いつまでたっても実際的な行動を開始しない口だけ野郎思わせぶりな態度から、しびれを切らしたネットユーザーによってチャーハン調理と掛けあわせたコピペも作られた。
緊急献立会議した
チャーハンを作るよう指示した。
食材を仕入れるよう指示した。
食材を仕入れる準備に入った。
食材の仕入れが完了し調理待機状態に突入した。
食材の下拵えを指示した。
鋼鉄の包丁がかつてない程の切れ味で食材を切り裂くだろうと発表した。
鋼鉄の包丁が待機状態に入ったと発表した。
食材の下拵えが終了したと発表した。
下拵えを終えた食材が待機状態に入った。
鋼鉄のフライパンを準備するよう指示した。
鋼鉄のフライパンのが待機状態に入った。
チャーハンの調理を指示した。
チャーハンの調理が可能な待機状態に突入した。
強力な火力で炒めるだろうと発表した。
ガスコンロが待機状態に入った。
お昼までに重大な決断をすると発表した。
お昼のメニューがチャーハンに決定したと発表した。
チャーハンを作ることが承認された。
この世の誰も体験したことのない革命的食感のチャーハンになるだろう。
本物のチャーハンを味わうこととなるだろう
カレーライスの予定を白紙に戻す決定が下った。
ガスコンロの元栓が総解放され、残されたのはチャーハンの調理だけだ。
チャーハンの調理開始まで1分1秒の状態だ。
すでに客には通告している。
客はチャーハンが作れるのかと威嚇しており、厨房は非常に緊迫している。
チャーハンができるかではなく、いつ作るかという状況だ。
チャーハンの写真を載せたメニューを各テーブルに配置した
お客がチャーハンを作れと騒いでいる。うちは作りたくないが、準備はできている
チャーハンは調理開始待機状態にあり、火加減を調整した。
ボタンを押せばガスコンロの火がつくことになっており、点火されればフライパンが火で温まるだろう。
1番テーブルの客こそが、我々が最初にチャーハンを提供する客だ。
はよ作れやw
※参考→チャーハン作るよ!
無慈悲な傾向と活用 †
無慈悲な
- 最も良く使われる無慈悲文の形式である。「無慈悲な鉄槌」、「無慈悲な攻撃」など幅広い単語に付属することができる安定した言葉である。ただしあまり乱用しすぎるとゲシュタルト崩壊を起こすので注意が必要だ。
無慈悲に
- 最も良く使われる無慈悲文の形式である。「無慈悲に攻撃」など名詞に付けるのではなく動詞に付けるものなので、「無慈悲な」に比べると少々限定されている感じはあるが、様々な語に付属することができる安定した言葉である。こちらもあまり乱用しすぎるとゲシュタルト崩壊を起こすので注意が必要だ。
無慈悲ぬ
- 最も良く使われないであろう無慈悲文の形式である。「ぬ」がそもそも何を意味するのか不明である。「ね」の書き間違いとかならば可能性はあるかも知れない。
無慈悲ね
- 最も良く使われないであろう無慈悲文の形式である。「ね」という女の子のような言葉がハングルにあるのかは不明だが、「何ていうかほんとに無慈悲ね(無慈悲であるというね)」など、無慈悲な状態であることを示す言葉にさらに何か言いたいことを繋げるための目的として使われる可能性はある。・・・が、現状これが使われたことはない。
- これが軍服を着た女の子によって「(あなたってホントに)無慈悲ね!」等という使われ方をされた場合は世界(特に日本)を精神的に昇天させることはできるかも知れない。
無慈悲の
- 使われそうでいて、たぶん使われないであろう無慈悲文の形式である。一見すると「無慈悲な」「無慈悲に」の次ぐらいに使えそうな言葉だが、よく見ると「~の」は「~な」のように状態を表す言葉には使えない。「衝撃のファーストブリット」とか「音速のソニック」など、「○○の△△」というキャラクターの二つ名や技の名前に使える程度である。
- 「無慈悲の金正恩」などといった二つ名などを発表する際には聞くことがあるかも知れない。
無慈悲か
- 「~な」「~に」のように他の語に繋がることのない形式。「or」の意味で使われているならばともかく、聞かれても困る。