バカ発見器 †バカ発見器(-はっけんき)とは、様々なバカを検出するツールである。エクストリーム・謝罪やフラッシュマーケティングの補助ツールとしても使われる。 概要 †世の中には様々なバカが居る。空気を読めない人、とんでもないポカをする人、インターネット上で発言することは地上波テレビインタビューで答えることと同じだということが分からない人、3行以上の文章が読めない人、自分が騙されていることが分からない人、騙されている可能性を把握しながらもそれを認めると自分自身の意見が破綻してしまうので認めたくない偏屈な人、注意を聞いてくれたと思ったら今度は斜め上の行動をする人・・・。 そのような人達に不用意に関わってしまわないように、また彼等の行動や言動に惑わされるようの無いように発明されたのが「バカ発見器」である。 検出される「バカ」のタイプ †情弱き民型の検出風景
自爆型 †公の場でKYな発言やトンデモ行動、犯罪自慢、他人のプライベート暴露などを無防備に行い、それが拡散されて多数の一般人から嘲笑や叱責を受けるようなタイプのバカである。若年層に比較的多く、未成年の飲酒、陰部の露出やテロリズム等の過去の犯罪歴の暴露、飲食店でのキチガイメニュー画像投稿等、数々の奇行はバラエティに富んでいる。投稿、発言後、発言をなかったことにしたり、親の金で入学した大学を自らの奇行が原因で退学になる等、発言した場所から逃亡せざるを得ない状態に追い込まれることが多い。また公人である場合はエクストリーム・謝罪のエントリーに繋がることもある。人の言うことに耳をあまり傾けず、自分自信の価値判断だけで動いてしまう特徴があり、日本軍の神風特攻との関連性や反社会的勢力との繋がりも指摘されている。狂言を言って注目を集めるオオカミ少年型もこのタイプに含む。 治療が極めて困難なことで有名であり、エイズウィルスや狂犬病ウィルス同様、現代医学においても根本的な治療方法は未だ確立されておらず、完治例は一切報告されていない。有効な治療薬が発明された暁には、ノーベル生理学・医学賞の受賞が確実と言われている。尚、対処療法としては二次感染予防の観点から、[[バカ]に感染した遺体を速やかに核兵器で焼却処理する、わが子の躾をしっかりと行い物事・善悪の判断を正常化させる、義務教育を正しく受けさせる等、が一定の効果を上げるとされている。 情弱き民(なさけよわきたみ)型 †周りからそれとなく流れてくる悪質なデマやネタを無検証のまま真実と思い込んでしまい、それを周りの人達に拡散してしまうタイプのバカである。嘘(デマ)と見抜けない理由としては主に以下5種類が挙げられる。
このタイプは、インターネットの普及に伴い台頭してきたタイプである。自爆型同様、一般に治療は困難とされているが、詐欺等のショック療法で完治する症例が稀によくあるケースとして報告されている。しかし、ショック療法で強制治療された患者が火星人ジャミラの如くキチガイ化してしまい、詐欺ではないものを「詐欺」であると誤認したり、差別ではないものを「差別があった」と大声で拡散してしまうなど、火の無い処に放火してしまうケースが後を絶たず、Amazonや楽天等のECサイトが被害を受けているため、この治療法は必ずしも成功例とは言い切れない。 ハイブリッド型 †上記2タイプの両方の性質を併せ持つバカ。正直始末に負えないので、フォロワーや友人にこの手のタイプがいる場合はさっさと縁を切ったほうが良い。 様々なバカ発見器の歴史 †ここでは「バカ発見器」として発明、使用されてきたツールを年代別に紹介する。 ラジオ(1920年代~) †大衆向けのバカ発見器として最も早く普及したツール。最初はラジオに流れた火星人侵略という、今ではどう考えてもデマである放送を信じてしまった情弱き民型バカが大量に発生して、問い合わせの電話が殺到した。また、バカ発見器の性能は緊急地震速報の誤作動でも充分に発揮されており、現在に至るまで長く使用されているツールである。 テレビ(1950年代~) †大衆向けのバカ発見器として二番目に早く普及したツール。政治家のトンデモ発言や、根本的にレシピを間違った料理を披露する女性、働いたら負けかなと思ってる等、全国波で次々と自爆型バカを検出している。また大規模選挙の度に放送される政見放送は泡沫候補達によるバカ展覧会の様相を呈しており、バカ発見器業界でも重要イベントとして位置づけされている。機器のピークは1980年代であったが、2000年代に入ってもメジャーな検出器としての地位をなお確保できている。 公園・公道(1950年~) †デモ活動という形で、極端に偏った知識や思想を持つ人達が次々と大声で意味不明な叫びを周辺住民に聞かせたり、敵対勢力の元に行って暴力沙汰を起こすなど、度々自爆型バカを検出する公共ツール。安保闘争後はデモ活動を行う人が減った影響でいったん下火となったが、2000年代後半から少しずつ勢いを取り戻している。特にTwitter・YouTubeとの相性が良く、「公園デモの風景を動画撮影し、適当な売り文句をつけてYouTubeに投稿してTwitterに連動する」という連動を行うことで高精度かつ大量に自爆型バカを検出できる場合がある。 ネズミ講・マルチ商法(1960年代~) †如何にも健康に悪そうな健康食品等を自分で買い、さらに他人にも同じ商品を買わせることで情弱き民型のバカを検出するツール。バカではない通常のリテラシーを持つ人を検出してしまうと商法が成り立たなくなってしまうため、普通の人を最初の時点でふるいにかける技術が取り入れられている。副作用として人間関係が崩壊することがある。2000年代になっても現役のツールである。 カルト宗教(1930年~) †古くは創価学ぴーがバカ発見器として粛々と稼働していたが、1990年代に入って他のカルト宗教も参戦してきたことで一気に大衆化した。訳の分からない理論で熱心な勧誘を行う自爆型と、なぜかそれに心酔してしまった情弱き民型の両タイプのバカを高精度で検出することができる。自爆型に分類される統一教ぴー、原理主ぴー、親鸞ぴー、日蓮ぴー、その他多数は毎年4~5月に日本国内の有名大学のキャンパスに正体を隠して現れることが多い。上述の三種と同様、2000年代に入っても現役である。 電子メール(1997年頃~) †TCP/IPの世界では最初に普及したバカ発見器。出所不明の怪情報をそのまま鸚鵡返しのように他の人やメーリングリスト等にメールで転送しまくる情弱民型バカが主に検出され、その人のせいでコミュニティが混乱に陥るケースが続出した。またBCCで送るべきメールを誤ってTo/ccで誤送信したり、宛先を間違えて機密情報や顧客情報をダダ漏れにしたり、KYなメールを多くの学生達に送って会社を炎上させてしまう自爆型バカを検知する事もある。2011年時点ではソーシャルメディアの普及に伴いバカ発見器としては下火になっている。 ファンサイト(1998年頃~2005年頃) †所謂「個人サイト全盛期」の頃に活躍したWebサイト型バカ発見器。特定の歌手・バンド・スポーツ団体などを好むファン同士の出会いやコミュニティ内の知名度アップを求めるがあまり、BBSやチャット等を使ってネットストーカー行為を行ったり、意味不明な主張を繰り返してしまう自爆型バカを主に検出していた。一方、情弱民型の検出に対してはサイト管理者の性格が検出精度に大きく影響し、出所不明の噂に対してサイトごと検出されてしまうパターンもあれば、サイト管理者がピシャリと一蹴する「バカ抑制器」になるパターンもあった。2011年時点ではソーシャルメディアの普及に伴いほぼ役目を終えている。 2ちゃんねる(1999年~) †かつては何をやっても足がつかなかったのだが、時代の要請で今では悪いことをすれば最短一日で手が後ろに回るようになった。にも関わらず、どこからでも投稿できる手軽さ、投稿者に関する情報が公開されないといった点から、暇を持て余した自爆型馬鹿が犯行予告などで何人も検出されるようになった。今日ではこれ以上の性能を持つ馬鹿発見器が次々出ているが、ブサヨと呼ばれる情弱き民型馬鹿が多数発見されたり、アフィブログやTwitterと組み合わせてバカ発見に活用される事例が増えており、未だに最先端を行くバカ発見器の一つといえる。 コンピュータウイルス(2001年頃~) †P2P型ファイル共有ツールでエロ動画などと一緒に仕込んだウイルスを活用して、一般人のバカな活動を次々と検出するバカ発見器。「キンタマウイルス」が代表作。ケツ毛バーガー事件は今やバカ発見器業界の伝説と化している。 ブログ(2002年頃~) †インターネットの世界で最初に普及したバカ発見器。「きんもーっ☆」事件など主に自爆型のバカを検出するが、近年ではアフィリエイト収入を増やす等のアクセスアップのためにテレビの手法を取り入れて意図的に扇動的な情報やデマを流すことで、その内容を信じこんでしまう情弱き民型バカも検知することも多い。当初は検知精度向上のためにトラックバック機能なるものが設けられていたが、バカが検出されると商売が成り立たないスパム業者の餌食に遭い、この機能は現在はほとんど使われていない。 mixi(2004年~) †日本で最初に普及したソーシャルメディア型バカ発見器。上述のブログよりも洗練され使いやすくなったユーザーインターフェースは高く評価され、飲酒運転や暴行などを気軽に暴露する自爆型バカの検出を次々と行った。ソーシャルメディアの爆発力を最初に示した事例である。 YouTube(2004年~) †動画投稿型のバカ発見器。日本では動画をアップロードする手間がかかることがバカを行う事への抑止力になるためか検出事例は決して多くないが、お膝元のアメリカでは窃盗系の犯罪自慢を動画で行い、直後に身元が特定されてあえなく警察に逮捕されるという自爆型バカを検出することが多い。 ツイッター(2008年~) †mixiをはるかに凌駕するお手軽な使い勝手、クリック1回で大量のフォロワーに情報拡散できる拡散性、140文字しか入れられず情報検証に向かないインタフェースという、バカ発見器に求められる要素を詰め込んだツール。毎日のように自爆型・情弱き民型・ハイブリッド型の3種類のバカを次々と検知するその高機能さはEgachan Galleryの1ページではとても語り尽くせない。バカ発見器業界の最高傑作と言っても差し支えないであろう。
バイラルメディア(キュレーションサイト・まとめサイト)(2009年頃~) †インターネット上の情報をまとめて1つの「まとめ記事」として紹介するサービスであり、歴史自体は1998年からと古く、元々はバカ発見器ではなかった。しかしNAVERまとめがスタートした2009年頃から出所不明の情報をかき集めてキャッチーな一言を添えた形式の記事が目立つようになり、その内容を疑いもせずに信じ込み、ツイッターなどのSNSと連動して情弱き民型のバカを検知するバカ発見器にクラスチェンジ。2014年にDeNAがソーシャルゲーム事業の次を担うサービスとしてキュレーション事業を本格化させると共にバカ発見性能も大きく向上。2016年にそのDeNAのキュレーション事業が薬事法違反と著作権侵害の疑いで全サービス閉鎖に追い込まれた時は、著作権侵害を指摘する声よりも、自身が愛読していたキュレーションサイトが閉鎖に追い込まれたことに対して怒りをぶちまけ、違法でもいいからとにかくサイト再開を求めるという情弱き民型バカ(大半が女性)を万人単位で一斉に検出する実績を作った。 フェイスブック(2010年~) †mixi、Twitterに続く第三のソーシャルメディア型バカ発見器。2011年には世界中で8億人のユーザーを持つ世界最大のSNSにまで発展。日本でも利用者が1000万人を超えるなど、ソーシャルメディア型のバカ発見器としては最大規模のものにまで成長している。Twitterと同様、3種類のバカを次々と検知できるのみならず、こちらは実名登録制が基本となっているため個人が"特定"されるスピードもかなり速い。近年では就職活動にFacebookを活用する企業も増えており、人事がバカをした採用予定者を落とすツールとしても有効活用されている。 共同購入型クーポン(2010年~) †ツイッターなどのソーシャルメディアと連動して、果物・フレンチのコース・おせち料理と言った飲食商品やエステクーポンなどを原則50%以上の割引率で販売するクーポン型バカ発見器。クーポン対象商品は販売実績が無いものであったり割引率50%を達成するためのクーポン表示専用定価が設定されることがデフォルトであり、割引率の信憑性をまったく調べない情弱き民型のバカを毎日検出して稼いでいる。1つの詐欺業界として成り立っており、稀に業界を意味不明な理論で擁護する自爆型バカを検出することもある。2012年以降はやや下火となっているが、市場自体は微妙に伸び続けており、今後の展開次第ではFacebookなどの2位グループに食い込んでくる可能性がある。 Instagram(2010年~) †写真投稿形式のソーシャルメディア型バカ発見器。サービス開始後しばらくはFacebookと同じく意識高い系のユーザーが多かったこともありバカ検出性能は低空飛行状態であったが、2012年にFacebookの傘下に入ってから少しずつ性能が向上。2016年には大阪で線路に寝そべった写真を投稿して鉄道営業法違反で逮捕された事例が出たり、Jリーグの外国人選手が自身がベンチ外となった試合時間中に銀座で遊んでいる風景を投稿して謹慎処分を受けた事例が出たりしたなど、遅ればせながらバカ発見器として本格化の兆しを見せている。 クラウドファンディング(2011年~) †「あまり見返りを求めない善意のお金募集」を装うことで、これまでどのバカ発見器にも引っかからなかった層を一斉に情弱き民に引きずり込むというバカ製造機の側面を持ったバカ発見器。サービス規約をよく見ると胴元は何一つ損をせず、いざ出資者が詐欺に引っかかっても一切の返金を受け付けないなど怪しさ満載の雰囲気が漂っているが、それを指摘する人達に対して「同意できないなら何も言わずに無視しろ」というカルト宗教理論を複数の識者(自称)が大きな声で放つ事でバカ側に引きずり込まれる人達の目が覚めないよう入念な運営を行っている。 LINE(2011年~) †情弱き民型の検出にほぼ特化したスマートフォンアプリ型バカ発見器。情報検証に向かないインタフェースであり真贋不明の情報が瞬く間に拡散される点はTwitterと同じであるが、閉じられた空間のコミュニケーションが主であるためデマの沈静化スピードが極端に遅く、いったんデマが飛び始めると長期間情弱き民型バカを検出し続けるという特徴がある。また以前はサービス登録時点で「電話帳」がLINEのサーバー側に送信され、電話帳登録されている「ただの知り合い」も友人候補として挙がるようになっていたが、それを知らずに「面白そう」という理由だけでアプリをインストールし、出てきた友人候補一覧を見て恐怖に慄く情弱き民が大量検出されていた。 今後の展望 †2011年にバカ発見器として独走状態を築いたツイッターの勢いは2012年以降も継続しているが、FacebookやLINEの2位グループが虎視眈々とその座を狙っている。これらのサービスが掲げる「本名っぽい偽名が通用する中途半端な実名主義」は、バカ発見器の未来を変えていくことが出来るかも知れないとある識者は話す。またインターネット普及前から稼動しているバカ発見器4種(ラジオ・テレビ・マルチ・カルト)については、今後も検知数こそ劣るものの高精度なバカ検知を継続可能であり、一定の役割は果たして行くだろうと考えられている。 実際にバカを検出したら †交流関係が一切無い人が検出された場合は鼻で笑ってあげよう。そして、自分が二の轍を踏まないように反面教師として覚えておくことが大事である。 逆に、交流関係がある人達の中で検出された人が出てきた場合は、そっと検出されたことを教えてあげることが大事である。1回程度なら誰でもあり得るのだから。 但し、その中の大半が検出対象になってしまった場合は、自分の交流関係を一度洗いなおしたほうが良い。また、自分自身がバカ発見器の検出対象になっていないか、自分の行動や言動を一度振り返ったほうが良い。知らない間にあちこちから笑われていたり、2chにスレが立っていたり、自分の所属している学校や会社に電凸が来まくっている可能性が大なのだから。 脚注 †
関連項目 †
|