ノーベル卑劣賞 †ノーベル卑劣賞(のーべるひれつしょう)とは、イグノーベル賞と訳されるノーベル賞の一部門である。 概要 †この賞は、ノーベル殺人賞など人間の憎悪を表彰した、アルフレッド・ノーベルの遺志を引き継ぎ、1991年に新設された賞である。これは人間は人を殺す?ことによってのみ、憎悪を表すのではないということを示すために作ったらしい。 受賞対象者は卑劣な言動をした人物・団体である。別に憎悪が無くても卑怯であれば受賞対象にはなりえるが、たいていは深い恨みを持ってそのような行動に出ていることが多い。 受賞者一覧 †ここでは1991年に行われた第一回から最新の受賞者までを挙げる。
考察 †初めてノーベル卑劣賞を受賞したのはノーベル財団である。理由は卑劣な人物をこれ見よがしに表彰してプライドに傷をつける行為が最も卑劣であると自らが認めたからである。 また、ウィキペディアもノーベル卑劣賞を受賞している。ウィキペディアンは自己顕示欲を満たすため自らが載っている受賞者一覧に珍項目という勲章を与え自らが受賞した賞を宣伝している。 なお、ノーベル卑劣賞を4回と最も多く受賞したのは、まともな人も卑劣な人の数も多い米国であるが、次点として日本勢が卑劣賞を3回受賞している。理由としてはエクストリーム・謝罪など、エクストリームスポーツの影響により、賞を獲得するためのテクニックを持つ団体の数が他国を圧倒していることがあげられる。 ただ、それは過去の栄光であるとする識者も大勢おり、事実ここ数年日本もアメリカも受賞できていなかった。日本やアメリカに追い付け追い越せと、世界各国がエース級の参加者を集めた(自然発生という説もあるし、自ら受賞を狙っている権力者も多数存在する。)のが最大の原因である。2008年にアメリカ勢がようやく受賞することができたが、乱戦模様は今後も続きそうだ。当然であるが、ノーベル卑劣賞は狙って取るものではなく、しかも不名誉なものである。だが、一部の人々は悪名は無名に勝るということで、もらえる勲章は出来るだけもらいたいという深層心理も働いているのか、積極的に受賞を狙っている。 反響 †これは今までノーベル殺人賞を受賞したくない勲章嫌いの人たちが、殺人を起こさない唯一の理由を消し飛ばしてしまうことになった。昨今の殺人事件の増加の一端はこのノーベル卑劣賞にあるといえる。また、善人に見えていた人が突然この賞を授与してしまったがために、卑怯で残虐な人間とばれてしまい孤立するという、ある意味自業自得な事例も発生している。 批判 †ノーベル卑劣賞は設立以来常に批判を浴びてきた。それは時の権力者はたいていは卑劣な人間であり、イメージ悪化を恐れる人たちが受賞を阻止するためにノーベル財団へ嫌がらせをしているからである。それこそ卑劣な行為だが誰も気にしない。 逆に賄賂などを贈り、自分の嫌いな人物にノーベル卑劣賞を贈らせることも多発しているとされ、実際に贈収賄で検挙された人々も3桁を超えるようになった。ノーベル財団自体にノーベル卑劣賞を送ったのは、これをごまかすためであったと財団は認めている。その後は批判が嵐のようにやってきたが、死んだノーベルの威光により、廃止せよという意見はまだ出ていない。 |